Kayatsuri Blog

01/09/2007

レコーディングに

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 09:06 pm

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ポンセのイ短調組曲からサラバンドをアップしました。詳細は、いつものように宅録日記に。 さて、次はジーグだ。

18/08/2007

ポンセのサラバンド

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 05:14 pm

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引き続きポンセのイ短調組曲から、サラバンドを練習しています。ちょっと長い出張が入ってしまい、3週間もギターに触れなかったことなどもあり、いつもに輪をかけたスローペースとなっています。それにしても、このサラバンドは美しい。心が洗われるなんていうのは、まったくもって、月並みな表現ですが、この曲を弾いていると、それこそ世知辛い世間の垢で真っ黒になった私の心も、強力洗濯機でジャブジャブ洗われているような気持ちになります。

ところで、重箱の隅をつつくような話ですが、この曲にはいくつか難所があります。なかでも、その筆頭はここでしょう(譜例)。3小節前のC♯から、D、E、F♯、G♯、A、B、C♯とクレッシェンドしながらスケールを上ってきたバスがちょうど1オクターブ上りきって到達したクライマックスです。ゴンザレス編のトランスアトランティック版では、このC♯(赤丸)を1で押さえるようになっていますが、これではどうがんばっても途中で音が切れてしまいます。これが、私には、どうにも気持ちが悪くて我慢できません。ゴンザレスが、なぜこんな大事な音を保持できないような指をつけたのかというと、おそらく、直後にスラーで弾かれる内声のB、A、Bを弾きやすくして、たっぷり鳴らすためでしょう。なんと言っても、この曲一番のサビの部分ですから、バスが切れようが何があろうが、鳴らないことには、話にならない。

うーん、でもやっぱり、C♯が切れるのは我慢できそうにありません。というわけで、赤で書いたように運指を変更してみました。このようにC♯を2で押さえてやれば、問題は解決です。直前の4の指がガイドフィンガーになっています。ところがどっこい、これだと、1、2、4を押さえたまま、3のプルオフ、ハマーオンで三連譜を弾かねばなりません。ちょっと大げさですが、3指の独立性の限界に挑戦する運指です。そのうえ、三連譜のあとは、間髪をいれずに次のポジションに移動してフレーズを滑らかにつなげなければなりません。これを、難所と言わずしてなんと言おう?

そんなわけで、ここ一週間ほど、毎日、壊れたレコードプレーヤーのようにここばかり練習しています。こういう個所が出てくると、変にムキになるのが私の性分なんですね。

05/07/2007

レコーディングに

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 12:07 am

ポンセのイ短調組曲から、ガボットをアップしました。詳細は、いつものように宅録日記に。

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ところで、ギターはただ速く弾けば良いというものではありません。ゆっくりでも、丁寧に、心をこめて、真心の音楽を奏でる。これがプロに比べて技量不足の感、否み難い我々アマチュアの生きる道です。テクニックに走る不心得者を戒めるように、イギリスの街角にはこのような立て札が立っています。

01/07/2007

苦手なこと、得意なこと

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 10:16 pm

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苦手なことは、ギターの演奏(performance)。 得意なことは、ギターの練習(practice)です。なんだか、禅問答のようですね。

ところで、これは、練習のときは上手に弾けるけれど、本番では駄目、という意味ではありません。わかってくださると思うけれど、念のため・・・・。 ポンセのガボットのスラーで、指板を叩きすぎて左手の指先が痛いです。

13/06/2007

便利になったもので

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 10:11 pm

最近ではちょっとネットを検索するだけで、本当にいろいろな情報が手に入るようになりました。昨日も、ポンセのイ短調組曲のことを調べてみようと、「poncea-mol, suite」でググッて見たらこんなページが出てきました。なんと、このイ短調組曲をテーマにした80ペーにも及ぶ論文が全文ダウンロードできます。もちろん、公式にフリーアクセスの文献です。まだ読んでいませんが、譜例も豊富で面白そうです。著者のケビンさんはアメリカのフロリダ州立大学の音楽学部の学生さんで(だった)、博士論文のテーマにこの曲を選んだようです。ドクター論文のネタには、ちょっとテーマが小さくないかなあと思いますが、どうなんでしょう。もちろん、人の学位にケチをつけるつもりはありませんけれど・・・・フロリダでポンセの研究かあ・・・・毎日いい天気なんだろうなあ、うらやましい。

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写真は、またまた、何の脈絡もありませんが、題して「柿ピーとろうそく」であります。揺らめくろうそくの炎を横目で眺めながら、柿ピーをかじって、じっと故国日本を想う夜。

09/06/2007

レコーディングに

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 10:40 pm

ポンセのイ短調組曲からアレマンデをアップしました。詳しいことはいつものように宅録日記に。

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写真は、ぜんぜん関係ないけど、 ヨークの大聖堂。下のお話の続きです。

07/04/2007

レコーディングに

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 10:14 pm

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ソルの魔笛の主題による変奏曲をアップしました。なんと、ソルの曲の録音はこれが初めてです。古典派の音楽としても3曲目です。意識的に避けてきたわけではないのですけれどねえ。詳しいことはいつものように宅録日記に。

03/04/2007

まどいせん・・・惑いせん・・・円居せん

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 09:08 pm

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本来ならば、今頃は機嫌よくポンセのイ短調組曲を弾いているはずだったのですが、一月ほど前に、ちょっとしたきっかけでソルの魔笛の主題による変奏曲の練習を始めてしまい、どうにも後に引けなくなってしまいました。まあ、フラフラと気が散るのはいつものことです。しかし、気の散った先が魔笛では、なかなか「ちょっと録音してみました・・」というわけには行きません。数あるギター曲の中でも定番中の定番。誰でも一度は弾く曲ですけれど、やはり相当に手ごわい曲です。詳しいことは、またそのうちに書きますけれど、かなり煮つまってきたので昨日録音してみたところ、思いのほかひどい録音で、結局、あそこもダメ、ここもダメ・・と、重点練習個所の洗い出しをしただけに終わりました。

最近は、自分で弾いている時のイメージと実際に録音して聴いてみた印象が大きく食い違うことが少なくなって来ていたのですけれど、こういう昔から耳になじんだ曲と言うのは、やはり怖いです。自分の楽器から出てくる音を聞いているつもりで、いつの間にやら、もう30年以上も前に聞いたセゴビアのLPレコードの音を思い出していたりするのでしょう。このあたりの事情は、たとえベルリンフィルの演奏であっても、ドボルザークの新世界を聞けば小学生のころの下校の校内放送の「家路」を思い出さずにはいられないのと同じことです。聞いているうちに、校庭の隅の花壇の土のにおいまで漂ってくるような気がします。そういえば、うがいをしている時にうっかり水が鼻のほうへ入ってしまったりすると、ツーンという痛みとともに、子供のころプールで泳いだ時の感覚が、驚くほど鮮明に蘇ってきます。記憶と言うのは不思議なものです。

11/03/2007

In My Life

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 11:56 am

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二年程前に四十肩で右腕が上手く回らなくなって整体の先生に治療を受けて以来、二ヶ月に一度くらいメンテナンスに通っています。昨日は、その整体の日。グリグリ、バキバキと全身の骨のアラインメントを修正していただいて、体がポカポカとなったところで、せっかくオックスフォードまで出てきたのだから、ついでに弦を買い足しておこうと思い、サマータウンのオックスフォード・ギター・ギャラリーへ足を運びました。店の前まで来ると、入り口の扉に小さな紙切れが張ってあるのが目にとまりました。コンサートの案内でした。

「なになに、ヤコブ・リンドベルイ、リュート・コンサート、3月10日、ホーリーウェル・ミュージックルームにて、夜8時開演・・・・なんだ、今日じゃないか!!」

運のよいこともあるものです。危うくこんなよいものを聴きのがすところでした。ヤコブ・リンドベルイは、ギタリストにはあまりなじみのない名前なのかも知れませんが、スウェーデン生まれの世界的リュート奏者で、現在はロンドンの王立音楽院のリュート科の教授をしています。

どんな曲を弾くのかもわからないまま、会場に行ってみると、全曲ダウランドというプログラムでした。私は演奏の評というものを書くのが苦手と言うか、詳細に言葉に出来るほどいろいろなことがわからないのですけれど、一番印象に残ったことを一つあげるなら、「音」です。曲なんか弾かなくてもよいから、ただ和音をボロロンと鳴らしてくれるだけで満ち足りた気分になる、そういう音でした。リュートの高音弦はギターの弦に比べてずっと細いですから、トップノートのアタックそのものは、コツンと硬質なのですけれど、その後ふわっと湧き上がってくる音の本体と言うか、響きの部分がどうしてあんなにふくよかなんでしょうか。

演奏も、もちろん、すばらしいものでした。確実で鮮やかな技術と洗練されたスタイル。それでいて、十分に情熱的で、とてもバランスのとれた演奏だと思いました。リンドベルイという人は、どちらかと言うと、やや技巧的で華やかな曲が得意なのか、昨晩一回だけでは分かりませんけれど、叙情的なパバーヌのようなものよりは、活発なガリヤルドやファンシーの方が、より楽しめました。

使われた楽器は、レプリカではなくてSixtus Rauwolfの作になる1590年!!のオリジナルです。この楽器は、当初8、7コースのリュートとして製作されたものですが、1715年にLeonard Mausielによって新しいネックを与えられ、現在では11コースの楽器となっています。ただし、表面板については、その年輪年代学的分析から、木材の生育年代が1418から1560年であることがわかっていますので、オリジナルであるという事になります。現存するオリジナルの表面板を持った演奏可能な状態のリュートとしては最古の楽器だそうです。リンドベルイはこの楽器を使ってヴァイスのソナタを録音しています(BIS-CD-1524)。このCDには「不実・・」も収録されていて、私の愛聴版のひとつでしたから、今回、実際に生の音を聞くことが出来たのは大変な収穫でした。

コンサートの最後に、リンドベルイが「この楽器の表面板の右手の小指を置く部分の擦り切れた凹みに何百年もの年月を感じます。もしこのリュートが昔の出来事を覚えているとしたら、いったいどんなことを思い出しているのでしょうね・・・」と言いながら弾きはじめたアンコールは、ビートルズのイン・マイ・ライフでした。

There are some places I remember in my life, those somehow changed・・・・

04/03/2007

アゴ奏法

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 10:33 pm

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世界広しと言えども、アゴを使ってギターを弾く人はこの人だけでしょうね。
私のイチ押しのギタリスト、アレキサンダー・ビノグラッド(ほんとは、どう発音するんでしょうか)の新しいビデオです。自編の演奏を彼自身がアップしているようなので、著作権関係もクリアだと思います。

百聞は一見にしかず。まずはご覧あれ

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