Kayatsuri Blog

24/06/2007

チェーンソーの惨劇

Filed under: 日々のこと — 蚊帳吊りウサギ @ 10:04 pm

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うちの裏庭には、けっこうたくさん木が植わっていまして、四種類の楓にユーカリが二本。この楓の話は、またそのうちに書くかも知れませんが、今日の話題はユーカリです。ユーカリと言ったって、別にコアラを飼っているわけではなくて、まあ、ただ植わっているというだけのことであります。ところで、ご存知かもしれませんが、この木は育つのがやたらに速いんです。7年前に越してきた時にもすでに、大きな木だなあ、と思うくらい大きかったのですが、それからさらに、あれよあれよという間に大きくなって、最近では私の部屋はユーカリの大木のおかげで昼なお暗く、窓から見えるのは柳のできそこないのようにだらしなく垂れ下がったユーカリの枝ばかりというありさまでした。

というわけで、先週ついに植木屋さんの手を借りて、このユーカリ二本を刈り込むことにしました。高さは半分くらいにして、枝もたくさん間引いて・・・。で、やってきた植木屋のお兄ちゃん二人。こちらでは、ツリー・サージョンといいます。直訳すれば、木の外科医。これがチェーンソーでユーカリの木を切り刻むわけですから、字面だけを見ていたら、スプラッター映画のバナーのようです。サージョンというだけあって、装備も日本の植木屋さんのイメージではありません。写真はクレーン車から伸ばしたバスケットに入ってユーカリにチェーンソーをふるう植木屋さん。なんだか、サンダーバードでも見ているようでした。

二人のユーカリと格闘すること二時間ほど。おかげで裏庭は見違えるほどすっきりしました。切り落とされて、文字どおり山のように積み上げられたユーカリの枝は、ひき肉器の親玉のようなシュレッダーにかけてその場でチップにするのですから、最後の最後まで、スプラッター映画を連想させます。直径10センチほどもあろうかという枝がまるごと、轟音とともにこなごなになってシュレッダーからトラックの荷台に吹き出されてゆく様子は、実に壮観でした。これですっかり日当たりもよくなって、この夏は庭の手入れにも力が入ろうというものです。

21/05/2007

このブログには

Filed under: 日々のこと, がん・創薬 — 蚊帳吊りウサギ @ 09:12 pm

基本的に私が面白いと思ったことを、あくまで自分勝手に書きつけてあるわけです。そうはいっても、一応の仮想読者層というものがありますので、あまりにも一般性のない話は、いくら自分が面白いと思っても、やはり、書きにくいものです。ここのところ、ずっと更新が滞っていたのは、公私共に多忙、且つ過ストレスであったということのほかに、「面白いなあ」と思ったネタがあまりに私の専門に偏りすぎていたという事情があります。

しかし、それしか書くことがないのであれば、まあ致し方ない。誰にはばかることもない。えい、書いてしまえ・・・というわけで、今回の話題は、先日、北イングランドはヨークシャーのヨーク大学で開かれた、SBDD講習会の話です。SBDDというのは、Structure-based drug design(構造に基づく薬物設計)の略で、薬物の作用する受容体や酵素と薬物が相互作用をした結果できるタンパク・薬物複合体の三次元構造に基づいて、合理的に新しい薬を設計・開発する手法のことです。酵素の持つ高い基質選択性を説明するモデルとして、鍵と鍵穴のアナロジーはあまりにも有名ですけれど、このタンパク・薬物複合体の構造を知るということは、要するに鍵が鍵穴にはまったところをスナップ写真に撮ってくるようなものです。その構造というのは、X線結晶構造解析やNMRなどの手法を使って明らかにすることが出来ます。こういう動かぬ証拠を手に新しい薬の構造を考えてゆくことで、従来のように闇夜の鉄砲的なランダム・スクリーニングに頼らない、効率的な新薬の開発が出来る・・・のじゃあないかなあ・・・出来ればよいなあ・・・上手くいったらボーナスでるかなあ・・・というわけです。

いやあ、やっぱり書きはじめてみると重いですね。そこで、さっさと話題を変更することにします。写真は、ヨークを取り巻く城壁から街の中心部を眺めたところ。遠くに大聖堂が見えます。

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トコトコ歩いていって見上げて見たところが下の写真。紺碧の空に突き刺さるようなその威容に圧倒されます。

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この街は、古くはバイキングやスコットランド人の侵入からイングランドを守る北の軍事上の拠点でありました。ニューヨークというのは、新大陸へ渡った人たちが故郷のヨークを懐かしんでつけた名前なのかもしれませんね。なんだか、支離滅裂だなあ。

03/03/2007

ちょっと

Filed under: 日々のこと — 蚊帳吊りウサギ @ 02:54 am

先日の話が重かったので、というわけでもないのですが、この間の日本への出張の時のスナップを紹介してみようかなと・・・・・

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これは、「わが愛すべきドイツ人の同僚、ライナー君、カラオケボックスで熱唱するを堪能する蚊帳吊りウサギの図」(長いな)。で、歌っている曲はというと、これ。はは、「火の粉がパチパチ」って、王様のバージョンをご存じですか?

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出張中、毎日こんなことをしているわけではないんですよ。いや、ほんとに・・・・
それにしても、しんみりしてみたり、バカやってみたり。いろいろです、私の毎日。昔はこういうのが、偽善的に思えて無性に腹立たしかったけれど、 人生泣き笑い。そういうもんなんだろうな、と思う今日この頃です。

27/02/2007

真夜中の訪問者

Filed under: 日々のこと — 蚊帳吊りウサギ @ 12:02 am

昨夜は去年の夏に死んだ親父の夢を見た。死んだはずなのに、どういうわけか大阪の家に帰って来ていて、顔色も良い。髪も黒々としていて、ずいぶん若返った感じだ。「父さん、どうしたの?」と私が言うと、隣にいた母が「肝臓のがんが進んで、肝臓が死んでしまったから、がんもいっしょに死んでしまったのよ。だから、元気になったの」。ああ、そうか、なるほど。まあ、元気になったのは何よりだ。いや、待てよ。そんなことがあるものだろうか。そう思っているうちに、ふと思い出した。あの日、俺は真っ白に焼け上がった父の骨を箸で拾って骨壷に詰めたのではなかったか。そう気づいて振り返ると、もうそこには父の姿はなかった。

目が覚めると、明け方の三時半だった。くそ、何であの親父のために俺が夜中に目を覚まさなければいけない? ひどく腹が立ったが、すぐにまた瞼が重くなってきた。と、トントンと寝室の扉をノックする者がいる。いや、あの扉は、学生時代に暮らした札幌のアパートの扉じゃないか・・・「はい、ちょっと待って」と言って起き上がると、カーテンの隙間から街灯のナトリウムランプのオレンジが寝室の白い壁を照らしていた。ここはイギリスだ。ああ、札幌の父さんが尋ねてきてくれたのだろうか、なぜかそう思った。日本に帰っている女房から、義理の父が亡くなったという電話を受けたのは、つい数日前のことだ。

22/02/2007

Linux/Unix

Filed under: 日々のこと — 蚊帳吊りウサギ @ 09:05 pm

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以前にもチョロっと書きましたが、昨年職場で配置転換がありまして、あろうことかこの歳になってリナックス・ユニックスを勉強しなければならない羽目に陥りました。実際は、配置転換というほど大げさなものではなくて、ある日、ボスが私のところへやってきて「君は毎日グータラ暇そうだだから、こういう仕事でもやってみたらどうかね・・・」と言ったという程度の話なのですが、その「こういう仕事」と言うのが曲者でして、結果的に山のような新しい分野の教科書と今まで使ったこともないソフトウェア群と格闘することとなりました。そのソフトウェアというのが、GUIベースで走らないわけでもないのですけれど、基本的にリナックスのクラスタ上でコマンドラインモードで使うものなのです。コマンドラインで端末を使うなんて、学生時代の電算機実習でパスカルやフォートランのプログラミングをした時以来か、いや、十数年前にMS-DOSをいじっていたこともあったっけ・・・まあ、要するに、ほとんど忘却のかなたということです。年齢が上がるにしたがって環境の変化への適応力は衰えてゆくものです。同じような試練に直面している中高年サラリーマンの皆さん、がんばりましょう。

11/02/2007

蚊帳吊り家・知られざる音楽の系譜

Filed under: 日々のこと — 蚊帳吊りウサギ @ 02:29 pm

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先日帰国の折に、実家で仏壇の引出しを整理していましたら、塗りの箱の中から「古文書」と書かれたなにやら意味ありげな袋が出てきまして、その中には巻物やら半分朽ち果てたような冊子やらが入っていました。その冊子はなんと我が家の系図でありまして、初代為盛は明暦年間(1655-)の生まれで、私ことウサギは第十代蚊帳吊り家当主であることが判明いたしました。十代で300年はちょっと長いように思いますのでどこか間違っているのかも知れません。なにせ、にょろにょろに書き下した古文はどうもよく読めませんから。

一方、巻物の一つは私の曾祖母、嵯峨のお琴の免状でありました。母の言うところによりますと嵯峨はお琴の名手で(身内の話ですから、まあ、実際はどんな腕前だったのかわかりませんが)その娘も、当時では珍しく上野の音楽学校でピアノを学び、某高等女学校の音楽教師を務めたそうです。どうも、蚊帳吊り家は音楽教育に熱心だったようで、父も幼少時には謡と鼓を習っていました。その後は、時おり機嫌の良い時に旧制高校の寮歌などを鼻歌で歌うくらいで、音楽にはまったく興味を示さなかった父ですが、そういえば、不思議と音程をはずすのを聴いた覚えがありませんから、耳の良い人だったのでしょう。代々続いた幼少時音楽教育の伝統が第十代にしてとぎれてしまったのは、なんとも残念と言うか、「何もよりによって、俺のところでやめることはなかったんじゃないの???」と思うウサギであったのでした。

15/01/2007

元日の散歩から・・・・その2

Filed under: 日々のこと — 蚊帳吊りウサギ @ 09:36 pm

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まったくまとまった文章を書く気がしないので、今日も元日の散歩の時に撮った写真を貼ってごまかしておきます。赤い電話ボックスに赤いポスト。こういう小さな村の郵便局は、経営合理化の荒波にさらされて、近年、すごい勢いで消えていっています。郵便局は年金の払い出しの窓口になっているので、ちょっと車で町まで、というわけにはゆかないお年よりは、とても困っているようです。

さて、ギターの方は、ぼちぼちポンセのイ短調組曲を始めてみましたが、ふと、コユンババを弾いてみようかなと思ってみたり、なんだか支離滅裂です。

二月の初めに仕事で一時帰国しますが、東京はほとんど通り過ぎるだけになりそうです。大阪の方へも顔を出しますが、こちらの方は少し時間の余裕がありそうです。

06/01/2007

元日の散歩から・・・

Filed under: 日々のこと — 蚊帳吊りウサギ @ 06:34 pm

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イギリスでは元日こそ国民の休日ですが、新年のお休みはそれだけ。二日から普通に仕事です。これだけは何年住んでいても、なんとなくなじめない習慣ですが、その分クリスマスがお休みなので、まあ、文句は言えません。今年の冬は暖かいけれど雨ばかり降って、いったいいつ日が昇って日が暮れたのかわからないような日が続いています。それでも元日はさわやかな晴天で、例年のとおり近くの村に散歩に行くことが出来ました。写真は村のテムズ川を見下ろす小高い丘の上にある教会です。赤い車が止まっていなければ、もうちょっと風情のある写真になったのですけれど。こんなところでコンサートなんて、いいですねえ。

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