新録音
常連の皆様は、ああ、またトミー・エマニュエルでも録音したのかな、とお思いかもしれませんが、今日は、なんと、本命のデュアルテのカタロニア民謡による変奏曲です。 金曜の夜は、週末の録音に備えて、お酒も控え、早めに寝て、英気を養っておこう、などと思っていたのに、ふと、TVガイドを見ると、11時半からハリウッド版のリングをやるとある。日本版より100倍怖いと聞くハリウッド版、大のホラーファンの私としては、これは見落とせないと、あっさり誘惑に負けてギネスのグラスを片手に、よもやの夜更かし。深夜のホラー映画のあとに、そうそう、あっさり眠れるわけもなく、寝ぼけ眼(まなこ)の録音作業と相成りました。まあ、多少寝ぼけているくらいが、適度に脱力できて良いのですけれど。
というわけで、詳細は、いつものように宅録日記に。
それにしても、あんまり怖くなかったなあ、ハリウッド版のリング・・・・。
蚊帳吊りウサギさん、こんばんは。
まずは(変な感じですが)溜め息が出ました。
山下さんのあのアルバムの衝撃は私も同感で、今も愛聴盤です。ところで、私はこの曲を山下さんの演奏でしか
聴いたことがありません。つまりあの超絶技巧的な速さのイメージしかないのですが、たぶん普通のプロの方が
録音したとしたら全編に渡ってこんな感じになるのではないかと思います。
それほどウサギさんの演奏は完成度が高いと思いました。
最終変奏は山下さんのラスゲアードの盛り上がりがぞくぞくする部分ですが、楽譜通りだとこの様な演奏になる
んでしょうね。
時おり聴こえるびりつく一歩手前の低音なんかが、入魂を感じます。
Comment by KAZU — 18/06/2008 @ 02:47 pm
KAZUさん、こんにちは。
いつも、録音を聴いてくださってありがとうございます。多謝、深謝。
どんな曲でもそうですが、最初に山下の演奏を聞くと、彼の演奏のイメージを取り払うのにたいへんな苦労をしますね。(笑) いろいろ言われますけれど、やっぱり、とんでもないインパクトのあるギタリストです。フィナーレの最後の、ラスゲアードというか、重音のトレモロのところは、彼の方が楽譜どうりです。私は、まだまだ指が弱くて、楽譜に書いてある音を全部鳴らしきれません。
テンポは、手持ちのCDで調べてみると、ジョン・ウィリアムスが9分33秒、アンティゴーニ・ゴーニが11分36秒、私が13分37秒ですから、やっぱり、そうとう遅いのですが、今回は不思議とテンポのことは、自分では気にならなかったですねえ。悟ったのかな。古典吉他如来のご利益でしょうか・・・。
Comment by 蚊帳吊りウサギ — 18/06/2008 @ 08:36 pm
これはいい演奏ですねえ。たいへんな難曲だと思うのですが、技術的な問題は感じられず、とても表情豊かな快演だと思います。で、こんな聴き方は失礼と思いつつ楽譜をひっぱりだしてみたのですが、蚊帳吊りウサギさんの演奏は楽譜の指示にもかなり忠実なんですね。それがすっかり自分のものになっているという印象です。
ところで私の楽譜にはいまだに値札がついていて、¥530となっています。記憶がありませんが、やっぱり山下の録音を聴いた直後くらいに買ったのかも。
Comment by あ次郎 — 20/06/2008 @ 04:13 pm
あ次郎さん、こんにちは。
楽譜まで見て、丁寧に聞いてくださって、ありがとうございます。で、私も楽譜を見ながら、自分の録音を聴いてみました。うーん、ホントですねえ。けっこう表情記号の指定とフレーズマークに忠実です。気が付きませんでした、あはは。(笑) これは、ひとえに、参考にしたアンティゴーニの録音が楽譜に忠実だったからでしょうね・・・。凹
ところで、洋譜で530円というのは、かなり歴史的な値段ですね。時の隔たりを感じます。このカタロニアのような、自分の若いころに聴いて感動した曲を、この歳になって練習するというのは、ある意味で、すごく感傷的な作業です。弾けもしないのに買ってしまったままかび臭くなった昔の楽譜を引っ張り出してきて、これまた学生時代に買ったLPのジャケットを見ながら、ぼちぼちと練習して、動かない指を動かしてゆく。これは、もう、単にギターを弾くという作業ではありませんね。自分の青春を総括しているようなもんです。この辺が、若い人にはできない、オヤジのギターの楽しみ方でもあります。
今年の後半は、あと二曲ほど「芸の幅を広げる」タイプの曲をやってから、8弦ギターのヴァイスに戻りたいと思っています。
Comment by 蚊帳吊りウサギ — 21/06/2008 @ 10:00 am