日本の創薬ベンチャーを考える
うーん、ウサギも何を考えたか、いきなり重いです。とはいえ、日本にも大学発の創薬ベンチャーがニョキニョキと、梅雨時のキノコのように乱立するようになりました。ただ、残念ながらビジネスとして成立しそうなものは、皆無に等しいのではないでしょうか。ひところに言われたほど、抗体医薬の開発も容易くはなく、結局は古典的な小分子の開発に回帰せざるを得ないというのが現実です。
ユニークなターゲットを見つけた。ターゲットバリデーションもすんだ。なけなしの予算をつぎ込んで小規模のスクリーニングを行い、いくつかのヒット化合物も見つけた。さあ、これで薬ができるぞ、と思っているベンチャーがほとんどだったのではないでしょうか。ところが、どっこい。プライマリー・ヒットからリード、臨床候補までの道は遠いのです。創薬には、ケミストリーが必須であり、ケミストリーというのはとんでもない金食い虫だということが、ベンチャー創立の段階でなぜ理解されていなかったのか、まったく首をひねりたくなります。小さなバイオテクにとって、自前で設備投資をしてケミストリーを行うのは、まったく資金的に問題外ですから、当然CROを頼ることになります。H2LのできるCROなんて日本にはありません。円安のおり、海外でH2L、4FTE・1年、LOで6FTE・1.5年を行えば、安く見積もったって5億円くらいはかかるでしょう。成功率が7割としても、失敗率は3割。これに首を縦に振るベンチャー・キャピタルが日本にはあるでしょうか。
日本の大学発のターゲットには、ユニークで魅力的なものが少なくありません。これを何とかモノにしたかったら、資金はリスク・テイキングのカルチャーのある海外から取ってくるしかないでしょうね。研究拠点も海外にして・・・・。そうすると、人が日本から出て行ってしまいます。これを、頭脳流出というのでしょう。そういえば、ギタリストでも海外留学から帰ってこない例がけっこうありますね。でも、そういう人は、どうも女性に多いように思います。男というのは、一見勇気のあるようで、ほんとは基本的に小心者なんでしょうね。
相変わらずの、支離滅裂、失礼。
写真は、最近買った新車です。(うそ)