チェーンソーの惨劇
うちの裏庭には、けっこうたくさん木が植わっていまして、四種類の楓にユーカリが二本。この楓の話は、またそのうちに書くかも知れませんが、今日の話題はユーカリです。ユーカリと言ったって、別にコアラを飼っているわけではなくて、まあ、ただ植わっているというだけのことであります。ところで、ご存知かもしれませんが、この木は育つのがやたらに速いんです。7年前に越してきた時にもすでに、大きな木だなあ、と思うくらい大きかったのですが、それからさらに、あれよあれよという間に大きくなって、最近では私の部屋はユーカリの大木のおかげで昼なお暗く、窓から見えるのは柳のできそこないのようにだらしなく垂れ下がったユーカリの枝ばかりというありさまでした。
というわけで、先週ついに植木屋さんの手を借りて、このユーカリ二本を刈り込むことにしました。高さは半分くらいにして、枝もたくさん間引いて・・・。で、やってきた植木屋のお兄ちゃん二人。こちらでは、ツリー・サージョンといいます。直訳すれば、木の外科医。これがチェーンソーでユーカリの木を切り刻むわけですから、字面だけを見ていたら、スプラッター映画のバナーのようです。サージョンというだけあって、装備も日本の植木屋さんのイメージではありません。写真はクレーン車から伸ばしたバスケットに入ってユーカリにチェーンソーをふるう植木屋さん。なんだか、サンダーバードでも見ているようでした。
二人のユーカリと格闘すること二時間ほど。おかげで裏庭は見違えるほどすっきりしました。切り落とされて、文字どおり山のように積み上げられたユーカリの枝は、ひき肉器の親玉のようなシュレッダーにかけてその場でチップにするのですから、最後の最後まで、スプラッター映画を連想させます。直径10センチほどもあろうかという枝がまるごと、轟音とともにこなごなになってシュレッダーからトラックの荷台に吹き出されてゆく様子は、実に壮観でした。これですっかり日当たりもよくなって、この夏は庭の手入れにも力が入ろうというものです。