Kayatsuri Blog

22/01/2007

納豆ダイエットとデヒドロエピアンドロステロン

Filed under: がん・創薬 — 蚊帳吊りウサギ @ 10:49 pm

3-phenylchromone.png

なんだか舌をかみそうな名前ですが、これは略してDHEA。いま巷で話題の納豆ダイエットで体重が落ちるのはこの物質の作用なのだそうです。なんでも、納豆にはイソフラボン(上の化学構造式)とよばれる物質が大量に含まれていて、これが体内でDHEA生合成の原料になっているとか。DHEAと言うのは、なんとかステロンという名前からもすぐわかるように、一種のステロイドホルモンです。ちょっとしらべたら、男性ホルモンであるテストステロンと非常に良く似た生理作用を持っているようです。一方、イソフラボンの方は女性ホルモン様の作用があるようで、食品安全委員会はイソフラボンをサプリとして摂取することには慎重であるように警告しています。http://www.nikkeibp.co.jp/archives/421/421862.html イソフラボンにせよ、DHEAにせよ、こういう微量で強力な生理作用を及ぼすホルモン様のものを大量に摂取するのは、基本的に非常に危険なことです。がんの中のある種のもの、乳がん、子宮がん、前立腺がんなどの発生には、男性・女性ホルモンが大きくかかわっていることは周知の事実です。でも、上のサイトのデータを見ればわかるように、納豆のイソフラボン含有量は他の食品にくらべて特に多いわけではありませんね。ダントツなのは黄な粉です。そのうちに黄な粉ダイエットなんていうのがはやるかも知れません。

ところで、あの番組のデータは捏造だったんですね。やれやれ。大体、納豆の摂取と体重の変化の間の因果関係を実験的に証明するなんていうのは、そんなに簡単なことではありません。「納豆を食べたら痩せた」というデータを示すのは簡単ですが、それは「痩せたのが納豆を食べたからだ」と言うことを示すのとはまったく違うことです。だから、私はあの手の実験番組はデータ捏造があっても、なくても、基本的に信用しません。たいていの場合、実験のデザイン自体があまりにいいかげんで、とても意味のあるデータが取れるとは思われないからです。

体重測定一つをとっても、排便排尿の前後、飲食の前後では、見かけの体重は場合によってはキログラム単位で変化します。体重の気になる方は、体重計の表示に一喜一憂する前に、まず毎回の体重測定条件を一定にして有意なデータを取ることをお奨めします。日中のデータはあてになりません。一番良いのは毎朝、起床後トイレに行った後すぐに計ることでしょうね。就寝直前の体重と比べてみると数百グラム減っているのが普通です。それだけ寝ている間に発汗しているのです。

15/01/2007

元日の散歩から・・・・その2

Filed under: 日々のこと — 蚊帳吊りウサギ @ 09:36 pm

s-p2270071.jpg

まったくまとまった文章を書く気がしないので、今日も元日の散歩の時に撮った写真を貼ってごまかしておきます。赤い電話ボックスに赤いポスト。こういう小さな村の郵便局は、経営合理化の荒波にさらされて、近年、すごい勢いで消えていっています。郵便局は年金の払い出しの窓口になっているので、ちょっと車で町まで、というわけにはゆかないお年よりは、とても困っているようです。

さて、ギターの方は、ぼちぼちポンセのイ短調組曲を始めてみましたが、ふと、コユンババを弾いてみようかなと思ってみたり、なんだか支離滅裂です。

二月の初めに仕事で一時帰国しますが、東京はほとんど通り過ぎるだけになりそうです。大阪の方へも顔を出しますが、こちらの方は少し時間の余裕がありそうです。

06/01/2007

元日の散歩から・・・

Filed under: 日々のこと — 蚊帳吊りウサギ @ 06:34 pm

s-p2270069.jpg

イギリスでは元日こそ国民の休日ですが、新年のお休みはそれだけ。二日から普通に仕事です。これだけは何年住んでいても、なんとなくなじめない習慣ですが、その分クリスマスがお休みなので、まあ、文句は言えません。今年の冬は暖かいけれど雨ばかり降って、いったいいつ日が昇って日が暮れたのかわからないような日が続いています。それでも元日はさわやかな晴天で、例年のとおり近くの村に散歩に行くことが出来ました。写真は村のテムズ川を見下ろす小高い丘の上にある教会です。赤い車が止まっていなければ、もうちょっと風情のある写真になったのですけれど。こんなところでコンサートなんて、いいですねえ。

01/01/2007

新年のご挨拶

Filed under: 音楽・ギター — 蚊帳吊りウサギ @ 11:18 am

s-p2260066.jpg

昨年中、「続・のどの下の胃ぶくろ」を訪れてくださった皆さん、皆さんの興味ががんであれ、ギターであれ、本当にありがとうございました。そして、新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

昨年を振り返ってみると、がん関係のコンテンツはまったく更新できませんでした。抗がん剤に関する情報も古くなってしまって、いまだにタキソールの話にたくさんのアクセスがあるのを見るたびに心苦しく思っています。今年は、できれば最近の抗がん剤研究開発のトレンドと将来への展望についてまとめてみたいと思います。

ギターの方はというと、8月に父が(肝臓がんで)亡くなりドタバタしたこと、秋に会社での職務内容が大きく変わったことなどもあって、例年にも増してひきこもりがちなギター生活となりました。レッスン、セミナーへの参加はなし。人前での演奏もゼロ。コンサートはと言うと、聴いている方がいたたまれなくなるようなトム・カーステンスのリサイタルに一度行ったきりです。しかしながら、録音のほうは曲数こそ少ないけれど比較的充実していたと思います。

  • バッハのヴァイオリンソナタ、ト短調より、プレスト
  • バリオスの大聖堂から第1、2、3楽章
  • バッハの二声のインベンションより13番、BWV784
  • ヴァイスのソナタ、ニ短調より、クーラント(8弦ギター使用)
  • 竹内・ユーミンのノーサイド

一つ悔いが残ることと言えば、8弦ギターによるヴァイスがほとんど進まなかったことです。6弦で普通のことが普通に出来るようになりたい。つまり上達したいという気持ちに、何か人のやらないユニークなことをしたいという気持ちが負けた一年であったと言うことも出来ます。ある程度自分の技量に満足しているのであれば、8弦に専念するということも考えられるのですが、さて、来年はどうなることやら。弾いてみたいなあ、と思っている曲には、ポンセのイ短調組曲、南のソナチネ、タンスマンのカヴァティーナ組曲、バッハのリュート組曲の1番などがありますが、これもなんとなくぼんやり思っているだけで、目標とか、そういうはっきりしたものではありません。ところで、新年恒例、昨年の当サイトmp3ダウンロードベスト20をレポートにまとめてみました。御用とお急ぎでない方は、どうぞ。

Powered by WordPress